持ち出し袋って何入れるの?~京都と東京の違いから見えてきたこと~
今回は、災害時に持ち出す物品について、地域によって違うことを書いていこうかと思います。
こないだ、京都防災センターとそなエリア東京に行ってみて地域で持ち出し袋の中身が全然違うことに気が付きました。
京都の非常時持ち出し袋は、「手回しラジオ、軍手、ホイッスル、スリッパ、三角巾・包帯・ガーゼ、乾パン、飲料水、紙食器」となっていて、結構、アバウトな内容となっていて、いつどこでだれに使うようになっているのかわかりにくいです。
東京の防災用品持ち出し袋は、まず、だれが使うのかで中身が違ってくること前提としたものです。なので、持ち出し品の展示物は、女性用の持ち出し物品が別に展示してあります。また、災害時に必要なものや避難所生活で必要なものを別々で展示してあり、いつどこでがわかりやすくなっています。
災害時に持ち出す物は、対象者別に作る必要があり、なんでも入れていいわけではなく必要な時期によって別に持ち出し袋を作るといいと思います。時期によって持ち出し物品を分ける理由は、避難時に最も必要な食べ物は重く、かさばります。なので、持ち出すのが大変だからです。例えば、高齢者の方用の持ち出し袋なら、おむつや普段使用いている薬などを3日分入れて置き、避難所生活用で、介護用おむつを多めに入れておくなどすると、荷物が重くなくなります。